整形外科
当院の整形外科のご案内です。
Orthopedic surgery
診療内容と実績
整形外科は運動器(骨・筋肉・関節・靭帯・神経)の損傷や変性(老化)などによる機能障害やそれに伴う疼痛に対して、保存療法と手術療法を行う診療科です。整形外科で対応する疾患は多岐に渡りますが、当科の4名の常勤医でおおむね対応可能と考えております。県南地域の方々に適切かつ標準的な治療を提供するため、自己研鑽にも努めております。
また、秋田大学整形外科の臨床グループと連携しており、より専門性の高い治療が必要な症例は、秋田大学医学部附属病院に紹介しています。
総手術件数(2021年):800件
主な手術件数
術式 | 件数 |
---|---|
頚椎後方拡大 | 12 |
腰椎ヘルニア摘出・開窓 | 62 |
腰椎椎体間固定 | 14 |
人工股関節置換術 | 66 |
人工骨頭置換術(股) | 22 |
大腿骨近位部骨折骨接合 | 64 |
人工膝関節置換術 | 104 |
膝前十字靭帯再建術 | 25 |
半月板手術 | 59 |
足関節・足部骨折骨接合 | 81 |
足関節・足部手術 | 34 |
アキレス腱縫合 | 13 |
1)脊椎疾患
頚椎後方拡大、腰椎ヘルニア摘出などのほか、秋田大学の脊椎グループと連携して多椎間の固定術を行っています。 (図1)
図1 脊椎固定術
2)人工関節
肩関節、股関節、膝関節、足関節の人工関節を各部位の専門医が行っています。(図2、図3)
図2 人工膝関節置換術 図3 人工骨頭置換術
3)関節鏡手術
主に肩関節、膝関節、足関節に対して鏡視下手術を行っています。
4)骨切り術
外反母趾の矯正手術を積極的に行っています。下肢の分野でイリザロフ創外固定器を併用して行っ ています。(図4)
図4 外反母趾矯正術
5)神経ブロック
上下肢の手術で神経ブロックを積極的に導入しており、全手術例の約1/5(約170例)を神経ブロック下に手術 を行っています。
6)整形内科疾患
高齢者については、積極的に骨粗鬆症のスクリ一二ングを行って治療を行い、地域の医療機関と連携しています。 関節リウマチはメトトレキサート、生物学的製剤の導入から手術まで、主に専門医が対応しています。現在、通院患者が約120例で、生物学的製剤使用患者が20例です。